[ITODA.COM] ツイート集
原発作業員日記 (2015)
復興支援日記 (2013)
原発作業員日記 (2014)
年末年始休みは、福島/宮城/岩手の太平洋岸を観光ドライブ。自称、被災地巡礼の旅。写真は撮り捲っているが、残念ながら、正月に相応しいスナップや話題はない。昨日の宮古は、コンビニの天ぷらソバで年を越し、今日の気仙沼は、雑煮ならぬビビンバで腹を満たした。明日の石巻は、恒例の深酒だろう。
[2015-1-1 23:00 twitter.com/yitoda/status/...
心がくたびれる旅だった。一昨年の夏にJRと三陸鉄道で南下したコースを、今回は車で北上して折り返した。途中いくつもの半島を回り、景勝地巡りと被災地巡りを繰り返した。津波の傷痕は、盛土と重機と迂回路の工事現場に相を変え、解体撤去していない廃墟に悲しい面影を残す。復興は果てしなく遠い。
[2015-1-3 22:31 twitter.com/yitoda/status/...
帰還困難区域。国道6号線は、この区域を富岡町から双葉町まで貫通する。域内の横道はほぼすべて通行止め。さらに主立った道路には警官が立つ。24時間365日。大変な仕事だ。もう一つの、特殊な被災地。不可能な帰還は、まだまだ続く。
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[2015-1-6 23:11 twitter.com/yitoda/status/...
帰還困難区域の元凶イチエフでの夜勤作業のレポートに戻る。一昨日が仕事始め。新たに導入されたロボットの面倒見。昨日今日は、通常通り2班に分かれてのロボットの搬入と搬出。構内での運転デビューがせめてものニュースか。無人のイチエフは景色が違う。混雑が始まる頃には帰り支度。中々悪くない。
[2015-1-7 19:14 twitter.com/yitoda/status/...
先週6日間の夜勤作業での被曝量、1.39mSv。仕事も被曝もスローペースだったが、忙しかった土曜日にまとめて喰った。4週間の通算で6mSv弱。当初の予想よりも少ないが、少ないことに文句はない。もっと働けるのだが、ロボットの運用スケジュールの都合や動作不良などで、退屈な待機が長い。
[2015-1-12 21:19 twitter.com/yitoda/status/...
先週、再度の現場変更を会社に通告された。3号機建屋内外での作業は、今週いっぱい。来週からはS建設が元請の構内の除草作業になる。夢の途中をエンジョイしていたが、突然の夢の終わりがやってきた。仕事を覚え切っていないし、線量も残っているし、残念極まりない。一旦引き上げの迷いに囚われる。
[2015-1-12 21:43 twitter.com/yitoda/status/...
イチエフ内の高線量現場での業務は、1ヵ月ごとの契約と聞いた。作業計画や人員確保もそれに従う。最初のころ線量をハイペースで喰っていたのが、次の計画から漏れた理由らしい。今のチーム5人のうち、4人が交代。引き継ぎが2日のみ。リーダーたちが線量を喰いながら現場教育する事態が、また来る。
[2015-1-15 12:30 twitter.com/yitoda/status/...
3月の計画で、復帰できるかどうかは不明。4月は、線量が一杯で働けなかった経験者や優秀な作業員が続々復帰するはず。会社が契約できるかどうかさえ不明。どうやら、私の冒険は終わりらしい。この契約の難しさを知ると、今回3号機の建屋まで辿り着いたことが、幸運だった。そう自得してみても...
[2015-1-15 13:02 twitter.com/yitoda/status/...
てなわけで、3号機建屋での私の作業は、あと2日。それも引き継ぎ部隊を意識しながらの仕事になる。月曜に退域手続き。翌日から、次の現場の教育と登録が始まる。夢はいつかは醒めるものだが、5週間。長いような短いような。だが、もう愚痴るまい。次の仕事に就くかどうか、明日には決断しなくては。
[2015-1-15 17:12 twitter.com/yitoda/status/...
変な現象。今回の引き継ぎ人員を含めて、会社の3号機建屋担当の組は、計9人。20代1、30代3、40代3、50代2。そのうちの私を含む6人は、一昨年同じ求人広告で集まり、同じ会社に搾取され、同じ宿舎で寝起きして、同じまずいメシを食った仲。類が友を呼んで、リベンジしている、のかもね。
[2015-1-15 18:37 twitter.com/yitoda/status/...
3号機建屋内外での、ロボットによる除染や測定の補助をする作業。私(たち)のパートは、本日終了。イチエフの中でも一、二を争う高線量の現場で、素敵なチームに恵まれて、日当(+危険手当)を稼がせてもらった。来週から、除草に精を出すことになる。1ヵ月だけ。年度内の建屋復帰を期待しながら。
[2015-1-17 11:21 twitter.com/yitoda/status/...
退域手続き。クイックセルバッジやリングバッジを一次会社に返却し、作業者証を東電に返却し、WBCを受けた。不思議なことに、測定結果の数字が前回よりも下がっていた。高線量の現場で働くと内部被曝が減る、という事実に軽い驚きを持つが、厳重な装備のおかげか、放射線と人体のコラボのおかげか。
[2015-1-19 16:39 twitter.com/yitoda/status/...
今頃だが、3号機原子炉建屋に突入するロボット達を紹介する。まずは、パックボット(PackBot)。ウィキに日本語エントリのある、日勤夜勤の両方で最も付き合いの長い、元々軍事用の小さな自走マシン。何度運搬し、何度バッテリーを交換したことか。他のロボットの監視用に主に使われている。
[2015-1-19 22:38 twitter.com/yitoda/status/...
パックボットの兄貴分、ウォーリアー(Warrior)。同じ iRobot社の製品。200kgくらいの瓦礫を除去する優れもの。残念ながら、付き合いは浅い。ある夜、投光器に映し出された兄弟ロボットが、大物搬入口へゆっくり向かう姿に、感動を覚えた。何でアメリカ製を使うのかは、ともかく。
[2015-1-19 22:40 twitter.com/yitoda/status/...
ラクーン。あらいぐま。名の通り、除染マシン。見た目は蛇か百足の巨大版。洗浄するヘッドに、スケボーと呼ばれる車輪付きの板が何十枚も連なり、その上にケーブルと上下水のラインが載る。国籍不明。ある日、このスケボーが引っ張り出せなくなり、高線量の中、汗だくの酸欠で綱引き。忘れ難き思い出。
[2015-1-19 22:49 twitter.com/yitoda/status/...
最後は、リヴァイ。噂では、国産。そして、トラブルメーカー。直接の付き合いはないが、パックボットとの通信が確立するまで、待機するのが仕事だった。高性能だが、脆弱なロボットという印象。まるで、日本のエリートそのもの。信頼性の高いアメリカ製との差は、修羅場の経験と蓄積だろうか。要改善。
[2015-1-19 22:50 twitter.com/yitoda/status/...
ロボットではないが、手間のかかるAP(アクセスポイント)台車がある。長〜い有線ケーブルを持つ、無線通信用の中継ステーション。パックボットが、アームで掴んで作業現場へ運んで行って戻って来る様は、中々の光景。ただし、そのケーブルが厄介者。外れないように、絡まないように、人間様の出番。
[2015-1-19 23:17 twitter.com/yitoda/status/...
ロボット達にはカメラとマイクが搭載され、AP台車のルータを経由して、免震重要棟の操作室などに着々と画像と音声を送る。つまり搬出や撤収をする作業員の動作や話し声は、全て操作室の人たちに見られ聞かれる。作業が滞ると、現場に直接電話がかかってきて指示される。大根役者の気分を味わう瞬間。
[2015-1-21 22:47 twitter.com/yitoda/status/...
イチエフの死亡事故。落下は、安全帯をサボったからのはず。そんな一人の凡ミスで、会社は責められ、廃炉作業は停止になり、作業員の稼ぎは減り、安全の総点検やら、余計な安全教育やらに時間を取られ、マスコミや野次馬にボコボコにされる。しかも、他の原発と一緒くたの扱い。イチエフは戦場なのに。
[2015-1-21 23:49 twitter.com/yitoda/status/...
何が楽しいんだろう。事故があると、鬼の首でも取ったように騒ぎ、東電イジメが再燃する。少し前の4号機の燃料棒取り出し完了など、知っている人すら少ない。ネガで平和ぼけのツイートは大流行り。お隣の国の「怨」の文化は、実は昨今の日本の精神文化だったりして。何度でも言う。イチエフは戦場だ。
[2015-1-22 14:23 twitter.com/yitoda/status/...
一昨日S建設の事務所で、新たな現場への送出し教育を受けた。仕事は1〜4号機の西側斜面の除草。何で今わざわざ草刈りなのか、疑問が解けた。フェイシングという工事で、ゆくゆくは斜面をコンクリートで固めるとか。放射性物質をこれ以上地面に浸透させないため。除草は、その意義ある業務の序盤戦。
[2015-1-22 17:29 twitter.com/yitoda/status/...
イチエフは戦場。そのつもりで働きに来い。そのつもりで気を抜くな。そのつもりで手を抜くな。そして、そのつもりで支援応援しろ。そのつもりで批判中傷しろ。そのつもりで自省反省しろ。だから、口だけ野郎はもう沢山。底の浅いインテリはもう沢山。偽善的な正義面はもう沢山。目覚めろ、男、漢、侠。
[2015-1-22 21:54 twitter.com/yitoda/status/...
イチエフの事故に関して、一部訂正。報告書に目を通す機会を得たが、安全帯を使える場所ではなかったようだ。にもかかわらず、高所で一人で重い物を持って転落。一人というより、チームの凡ミスであろう。落下を防ぐ方法はいくつもある。KY(危険予知)は、推測の能力、代案を進言する強さ。残念だ。
[2015-1-23 18:21 twitter.com/yitoda/status/...
昨日、一日遅れの入域登録。書類にサインして捺印し、身分証をコピーされ、顔写真を撮られ、4日前に済ませたばかりのWBCをまた受け、静脈認証の確認と登録をされ、前と同じ番号を持つ作業従事者証を受け取った。トータルで約4時間。今回で3回目の、イチエフに入るための相も変わらぬ退屈な儀式。
[2015-1-24 17:13 twitter.com/yitoda/status/...
今週からのはずだった除草作業の開始は、来週へずれ込んだ。火曜にやっとC教育と呼ばれる現場教育。元請や1次会社は、月曜いっぱい安全の点検と対策に追われるとか。物理的な危険箇所や工程は改善できるだろうが、心理的な危険人物や行動は、改善など望めまい。嬉しくもない3連休。早く仕事させろ。
[2015-1-24 17:48 twitter.com/yitoda/status/...
さてさて。明日の現場教育は延期になった。木曜に再度連絡があるとか。また3連休。知っていれば、どこか遠くに遊びに行けたのだが、下請会社や作業員のことは気にする余裕もないのか、元々舐めているのか。2F、柏崎と事故が続いたと言うが、冷温停止している平和な原発の事故と一緒にされてもねえ。
[2015-1-26 22:11 twitter.com/yitoda/status/...
とうとう今週は作業の再開なし。退域と入域の手続きのおかげもあって、今月の仕事は前半の2週間だけ。稼ぎの方はとっくに諦めているが、2週間もダラダラさせられるのは、勘弁して欲しい。廃炉の優先度は高いはず。アホな世論など気にせず、7000人のやる気を保つことが、安全に繋がると考えろよ。
[2015-1-28 18:47 twitter.com/yitoda/status/...
今週は温泉三昧。栃木は那須の芦野温泉を皮切りに、福島は会津の東山温泉と芦ノ牧温泉の露天風呂を堪能し、今日は十数年ぶりのスキーを楽しんだ後に、郡山の月光温泉で汗を流した。計4回、3日連続の贅沢気分。というより、憂さ晴らし。明後日月曜に作業再開の連絡がある。そろそろ気を引き締めねば。
[2015-1-31 23:32 twitter.com/yitoda/status/...
イチエフで働こうかと思っている人達へ。高給を当て込んで来るのなら、想うほど稼げない。土建関係の免許や資格があれば別だろうが、最初の2ヵ月程は出費だけだし、仕事の反動で遊ぶし、事故でもあればプー太郎になる。現場は各種あるけれど、作業も収入も宿舎も同僚もすべては、世話になる会社次第。
[2015-2-2 00:00 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 外部被曝が怖い人は来るべきじゃない。内部被曝を舐めている人も来るべきじゃない。若い人は止めたがいいし、体力のない人も止めたがいい。言われることが出来なけりゃ論外だし、言われないことを勝手にやる奴は迷惑。それでも来たい人、大歓迎。志や夢を重ねる人は、言うことなし。おいで!
[2015-2-2 00:06 twitter.com/yitoda/status/...
今日からと期待していた作業再開は、またも延期。もしかすると来週から。もう何も書く気にならない。再々度遠出するにも、飲み屋さんではしゃぐにも、金も気力もない。家飲みをしながら、今回のテロ関係のツイートを眺めながら、何もできなかった日本という国を憂い、平和ボケの投稿に唖然とするのみ。
[2015-2-3 22:32 twitter.com/yitoda/status/...
3週間ぶりのイチエフ。180人もの作業員が鮨詰めの朝礼にウンザリしたが、カバーオールや全面マスクに再び身をかため、寒風吹く青空の下、新しい現場をいくつか案内されるうちに、すっかり機嫌が良くなってしまった。既に懐かしい3号機を始め、1、2、4号機の建屋がよく見える。やったりますか!
[2015-2-9 19:54 twitter.com/yitoda/status/...
今回の業務の正式名称は「[福島第一原発]フェーシング工事(1〜4号機山側法面エリア)」で、元請はS建設。作業員は200名ほど。会社は一次請負で、総勢20数名。現場は12に分けられ、今は4号機近くの11区を受け持ち、除草、伐採、集積を行う。法面の斜度は、スキー場の上級者コース程度。
[2015-2-15 22:26 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 法肩の土中に打ち込まれた単管パイプに繋がれた親綱と、転落防止用のロリップや安全帯を頼りに、足を踏ん張りながら、刈払い機で枯草を刈り、熊手で集め、下に降ろし、灌木を切り倒し、短く切刻み、フレコンバッグ(トンパック)に詰める。言うまでもなく、装備はカバーオールに全面マスク。
[2015-2-15 22:26 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] APDの使用時間は9時間弱という普通の現場並の仕事時間。これに4時間強の通勤時間が加わり、長い待機で鈍った身体はクタクタ。安全にメチャクチャうるさくなった環境の中、2日間の教育を含む6日間の作業を無事に終えられたことが何より。喰った線量の合計は1.11mSv。先は長い。
[2015-2-15 22:27 twitter.com/yitoda/status/...
今年度中の3号機タービン建屋での作業への復帰は、今の会社経由では不可能なことが判明した。新年度からの契約も未だ不明。よって、今月末で私の1Fでの仕事は終わり。いや、終わる必要はないのだが、元々土建に興味などなく、会社への感謝も薄れ、復興支援への思いも弱まった今、帰るべきであろう。
[2015-2-17 20:20 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 何よりも建屋内外での作業が私を変えた。大げさに言えば、人類が到達できる最前線の一つで、ロボットも人間も、ミスを許されないギリギリの環境で仕事をしていた。危険予知も安全管理も全部自己責任。その総和として業務が成り立っていた。他のどんな仕事も色褪せてしまうのは仕方がない。
[2015-2-17 20:21 twitter.com/yitoda/status/...
私のツイートを読んだ福島のテレビ局が、取材を申し入れてきた。福島(日本)の人たちに1Fの現状を伝えるという、書き続けている日記の延長の意味で、願ったり叶ったり。だが、会社がノー。許可を求めた私が馬鹿だったが、メディアの歪曲を恐れているとか。どっちもどっち。置き去りは、いつも県民。
[2015-2-20 21:52 twitter.com/yitoda/status/...
法面(斜面)との格闘、2週目が終了。雨で2日作業ができず、4日だけの出動。原則週7日稼働の現場だが、私は日曜は休む主義。朝4時には出発して、戻りは早くても夕方5時過ぎ。満員のマイクロバス通勤で閉所恐怖症になりそう。昼休みは1時間取れず、それも装備装着の時間を含む。かなりしんどい。
[2015-2-22 13:07 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 喰った線量は、偶然にもまた1.11mSv。刈払い機を使えない場所では、法面にへばりついて手刈り、というより草むしり。苔だか地衣類だかと向き合ったり、枯れ草の束を抱きかかえてフレコンバッグに詰めたり、線量が上がる要素はいろいろある。どうせ喰うならタービン建屋がよかったなあ。
[2015-2-22 12:30 twitter.com/yitoda/status/...
私のイチエフの最後の週がスタート。法面に設置された階段の下の草や枯れ葉を一人淋しく掃除した。私は土建の業界も人種も嫌いなのだろう。クソ野郎が多すぎる。気分が良くないせいもあって、詰所で現場で休憩所で、最近は文句ばかり言っている。あと4日。念仏のように唱え、復興支援の終わりを待つ。
[2015-2-23 19:41 twitter.com/yitoda/status/...
今日はサボり。病欠と事前の欠勤申請以外に休んだことはないのだが、今朝はどうしても行きたくなかった。理由はある程度分かっているが、とにかく全てにやる気がない。稼ぐために残ろうと思った仕事。されど、人は金のためだけに生きられない。そう思わせてくれる毎日。自分で選んだ道。飾る有終の美。
[2015-2-24 21:29 twitter.com/yitoda/status/...
先週から現場は12区に移り、相変わらず除草、伐採、集積を行っている。法面の真正面に、カバーに覆われた4号機の建屋があり、目を移すと太平洋が見える。作業の手を止めて、美しい海の色や打ち寄せる波にしばし心をあずける。が、そこはサーフィンも釣りもできない海。複雑な思いと共に作業に戻る。
[2015-2-25 21:13 twitter.com/yitoda/status/...
今日はシフト休み。マイクロバスや休憩所が混み合うため、週1、2日の交代の休みが勧められている。あと2日。今の現場には、特別な感慨はない。数ヵ月後には、除草し切れなかった草も木の根も泥濘も、コンクリートが吹き付けられて、見違える斜面になるだろう。日々変わりゆく1F。今は空虚さだけ。
[2015-2-26 12:14 twitter.com/yitoda/status/...
どうやら私は賭けに勝ったようだ。諦めていた3号機建屋での作業が、急に復活した。今のメンバーの線量が一杯になるため、交代要員として3月半ば頃から復帰することになる。2週間ほどの作業のために、審査を含む2週間ほどの待機。満点の読みではなかったが、自分の読み通りになるのは、かなり痛快。
[2015-2-27 18:45 twitter.com/yitoda/status/...
今日で私のフェーシング工事はおしまい。わずか3週間。心身共に喜びに震えることはなかったが、冬から春へと移ろう季節に、寒さに震え、初老の気力を奮った。安全対策のための作業停止がなければ、あと2週間は働いていたはず。そして残り線量が不足して3号機建屋には戻れなかったはず。人生の妙か。
[2015-2-28 19:40 twitter.com/yitoda/status/...
3号機建屋へ復帰することになると、短くて3月いっぱい、長くて数ヵ月、今の会社にお世話になる。ゆえに、テレビ局の取材は断った。会社に黙って秘密裏に取材を受け、顔にモザイクを入れてもらうことなども考えてはみたが、番組の企画の内容も知らないのに、そんなリスクは負えない。取材より3号機。
[2015-2-28 21:16 twitter.com/yitoda/status/...
さて、切望していた現場に戻れそうではあり、また、ネガなつぶやきが続いていたことではあり、はたまた、1Fの実状を聞きたいという取材を断ったことでもあり、少しその1Fのことを、待機の間に続けて書いてみたい。ヤバい橋を渡りながら。見聞きできたのは、ほんの僅か。そのあたりは斟酌願いたい。
[2015-3-2 02:07 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] まずは作業員。1Fゆえに、大半は1〜4号機の原子炉建屋の中で働いている印象を持つだろうが、逆で、大半は建屋の外、敷地内の土木工事に携わっている。どれだけの土木現場があるのかは不明だが、汚染水タンクの設置や凍土壁の構築など、マスコミが採り上げているもの以外にも、種々多彩。
[2015-3-2 02:08 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 言うまでもなく、清水、鹿島、大成、前田、竹中など、元請としての大手ゼネコンがズラリと揃い、地元優先の一次請負会社の下に、二次請負会社が、さらにその下が、想像もつかないほど連なり、作業員はそのどれかに属す。玄人も経験者も素人もカスも、混ぜこぜ。その種別については、後ほど。
[2015-3-2 02:11 twitter.com/yitoda/status/...
今日は退域手続き。作業者証を返却し、WBC(6回目)を受けた。異常なし。続いて健康診断(4回目)。今回は電離検診(電離放射線健康診断)だけ。名前は物々しいが、血を採取され、聴診器で1、2ヵ所触られ、目や皮膚の異常を訊かれて終わり。1時間以上待たされて、正味4分。毎度いい加減ぽい。
[2015-3-2 17:33 twitter.com/yitoda/status/...
3号機建屋への復帰まで2週間余りの待機。その時間を有意義に過ごそうと、再び一人旅に出た。青春18きっぷを買って、普通列車を乗り放題の青春(?)旅。今日は新潟、明日は金沢。明後日は京都か大阪か。四国まで足をのばしたいが、未定。毎日自由気ままにやりたい。出稼ぎの稼いで使うアホウかな。
[2015-3-3 23:53 twitter.com/yitoda/status/...
今日は3号機建屋復帰のための入所教育。数日前、旅先に電話がきて呼び戻された。京都も四国もなしになったが、想定していたことではあり、ザッツオーケー。出戻りなのに同じ教育を受けさせられたが、経験者としての扱いをされ、短い時間で終わり。次は1週間以上先の登録手続。明日からまた旅に出る。
[2015-3-9 18:00 twitter.com/yitoda/status/...
旅また旅。前半は5泊6日。普通列車を乗りまくった。能登の和倉温泉では高級宿に安く泊まり、金沢では兼六園でみぞれ雪に骨まで冷え、近江美濃では安土城址と岐阜城で織田信長を偲び、白馬では初対面のカナダ人夫婦と酒を酌み交わした。後半開始の明日は、石巻へ行き、震災4周年の追悼式に参加する。
[2015-3-9 19:02 twitter.com/yitoda/status/...
旅また旅。後半も5泊6日。普通列車はもう乗り飽きた。石巻ではまたも素敵な夜会を楽しみ、女川の追悼式では役人仕事に興が醒め、秋田では親戚を久しぶりに訪れて歓談し、平泉の中尊寺では世界遺産の名に恥じない姿に感銘を受け、厳美渓の温泉では、ま、泊まっただけ。旅は人生。人生は旅。佳きかな。
[2015-3-17 00:01 twitter.com/yitoda/status/...
長い待機の間に満喫した一人旅。明けた昨日は、入域登録。4度目。イチエフ構内の作業者証を久しぶりに手にした気がする。が、また待機。今度はいつ連絡が入るか分からず、動くに動けない。旅の垢を落とし、掃除洗濯写真整理と、やることはある。動から静、静から動。高線量現場への復帰を静かに待つ。
[2015-3-17 13:58 twitter.com/yitoda/status/...
やっと連絡がきた。来週月曜から作業開始。2ヵ月ぶりにイチエフ3号機タービン建屋での業務に復帰する。ほっと一安心。にしても、3週間近くの待機は長過ぎる。事故の影響が入域の審査や登録にまで及んでいて、これでは作業員や請負会社が干上がってしまう。が、そういう仕事。黙ってやるっきゃない。
[2015-3-21 01:16 twitter.com/yitoda/status/...
作業員の種別は後ほどと書いたまま、旅を楽しんでしまった。イチエフ作業員の総数は7、8千人と聞いており、半数が福島県出身者と言われる。残りの半数は、言うまでもなく日本全国からの出稼ぎ。福島の人達は、地元の企業に雇用されていて、長期型や就職型が多い。地方からの人達は、長中短期、様々。
[2015-3-21 02:04 twitter.com/yitoda/status/...
地元出身の長期型や地方出身の中長期型は、高収入(と短い作業時間)を第一義に考え、なるべく線量を喰わずに、長く勤めたい人達であり、作業員の大半を占めるようだ。中短期型の出稼ぎも、金が一番ではあるものの、夢や実現したいもののために働いている人達が多々いて、面白い出会いが現場で起こる。
[2015-3-22 22:35 twitter.com/yitoda/status/...
最も少ないのが復興支援組。原発事故から3年も4年も経ったためか、収入よりも仕事内容よりも、とにかく支援で来たという人にはまず滅多に出会えない。淋しい限りだが、廃炉も除染も福島の基幹産業になっていて、復興に長く携わってくれる、会社と共に成長してくれる作業員が、歓迎されているようだ。
[2015-3-22 22:49 twitter.com/yitoda/status/...
最後に、サポート部隊。防護服や手袋やマスクなどの装備の準備、廃棄される防護服などの処理、線量計など装備のチェック、汚染の検査、スポーツドリンクや水の準備、トイレ掃除など掃除全般、構内バスの運転などなど、相当数に上る。その他、見えないところで働いている人たちの数は、推測が及ばない。
[2015-3-22 22:55 twitter.com/yitoda/status/...
フト気づけば、今日で福島滞在丸5ヵ月。晩秋から初春を、この汲取り便所のボロ家で生活しながら、仕事と待機を繰り返した。明日未明、というより今日の深夜から仕事が始まる。4つ目の現場。2つ目の現場への出戻り。見えない感じない放射線を浴びながら、バデイとも呼べるロボットたちの世話をする。
[2015-3-22 23:35 twitter.com/yitoda/status/...
3号機建屋での作業2日目。ロボットの世話はさせてもらえず、松の廊下という通路にある遮蔽小屋(モニター室兼待機室)の増設を手がけている。以前から手狭だったから、年度末の追込み仕事であろう。単管とクランプで骨組みをして、鉛板を吊るして壁を作る。一枚10kg。何十枚運んで吊るすのやら。
[2015-3-24 20:30 twitter.com/yitoda/status/...
陣取りゲーム。遮蔽小屋の増設をしながら思う。戦争も同じだが、味方の安全な陣地を少しでも増やすことが使命。究極の敵は炉心溶融によるデブリ。毎日ミリやセンチの単位で進む。戦争と違うのは、和平も和睦もないこと。1〜4号機の解体という完全勝利まで、何十年かかろうが、陣地拡張は終了しない。
[2015-3-25 17:27 twitter.com/yitoda/status/...
東日本大震災 浜通りの記録と記憶。いわき市立図書館でやっている写真展の展示パネルを写して並べてみました。写真もデータもウェブにあるのでしょうが、一纏まりになっているので、アップします:
itoda.com/photos/albums/hamadori-archives/index.html
[2015-3-27 19:22 twitter.com/yitoda/status/...
放射線被ばくの早見図(PDF)。放射線医学総合研究所のサイトから。これを印刷したものが、J−ヴィレッジ・イチエフ間の連絡バスに置いてあったので、シェアします:
nirs.go.jp/data/pdf/hayamizu/j/20130502.pdf
裏面には、被ばくによる健康への影響に関する相談窓口の案内が印刷されています。
[2015-3-27 20:02 twitter.com/yitoda/status/...
3号機建屋内の遮蔽小屋の拡張が、やっと形になった。先週金曜日に、1枚10キロの鉛板200枚(計2トン)を運び込み、今日までに、その鉛板を使って壁と天井をほぼ張り終えた。3月の私のわずか7日間の作業は、この前線拠点の補強に終始したが、物作りは楽しくて有意義。ずっと残ってほしいなあ。
[2015-3-31 21:33 twitter.com/yitoda/status/...
2月末まで従事したフェーシング工事。最近はすごいことになっているようだ。担当が3区に移って、1、2号機が真正面。爆発した時に飛んだ瓦礫が法面に散乱していて、その周りの草木を刈り取るのが作業。瓦礫は高汚染物で、毎日0.8mSv前後の線量を喰っていると聞く。建屋の外にも地獄はあった。
[2015-3-31 21:49 twitter.com/yitoda/status/...
平成26年度のイチエフでの業務は終了。11月から5ヵ月経ったが、通算で2ヵ月程は待機だった。現場は4ヵ所を巡り、被曝線量は約13mSv。就労日数が多くなく、ゆえに給与も多くなく、そして線量も予想ほど喰わなかった。今後は5月末までをメドに、3号機タービン建屋内外での作業を継続する。
[2015-3-31 22:03 twitter.com/yitoda/status/...
1Fの作業員の被曝線量。前にも書いたが、今日まで積算されてきた線量は、明日リセットされる。1年で最大50mSvがゼロになる。年度が変わるから、1年未満の就労でもゼロ。同様に、5年で最大100mSvがゼロになる。事故から5度目の4月になるから、5年未満の就労でもゼロ。興味深い法令。
[2015-3-31 22:10 twitter.com/yitoda/status/...
今日会社で新しい契約書にサインした。危険手当が減る。社員間の給料のバランスを取るため、という説明。理由は理解できるが、東電が作業員のために支給する手当を減らすのは疑問が残る。日当との合計額が報酬だから、私は危険手当の全額に日当なしと考えるようにするが、企業としてはマズいしヤバい。
[2015-4-1 20:46 twitter.com/yitoda/status/...
J−ヴィレッジ・1F間の連絡バス。1Fへの通勤手段で最も一般的なのが、この直通バス。東電バスとも呼ぶ。観光バスなどの流用で、比較的新しく座席もゆったり。当然無料。3時半の始発から、5〜8時台は10〜15分間隔で、作業員を運ぶ。ピーク時はどの便もほぼ満席。しばしば補助席まで埋まる。
[2015-4-3 20:50 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 長蛇の列に並び、1、2便見送ることもある。待って乗って約30分、朝寝かスマホの時間。喫煙、飲食は禁止。私語は禁止ではないが、朝っぱらからおしゃべりはいない。帰りも、しばしば長蛇の列に満席。約40分、昼寝かスマホの時間。おしゃべりもいる。乗降時、運転手さんへの挨拶が通例。
[2015-4-3 20:50 twitter.com/yitoda/status/...
構内バス。1F構内の5つの休憩所を巡回するバス。リタイアした路線バスなどの寄贈を受けて運行していると聞く。降車ボタンや吊革などはそのまま残るが、座席にはビニールやテープが張られ、汚染を防いでいる。二度と一般道を走れないバス。入構・退構のラッシュ時には、10〜15分間隔で運行する。
[2015-4-3 21:13 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 乗客は、サージカル(不織布)マスクに綿手袋を着け、ビニールの靴カバーを履き、レジ袋に半面又は全面マスクを入れて持つ、普通の作業服の作業員。行きも帰りも、時間帯に依っては、満員御礼のギューギュー詰め。しばしば積み残しも起こる。今の1Fにしかない、違和感のある光景であろう。
[2015-4-3 21:14 twitter.com/yitoda/status/...
3号機建屋内外での作業14日目。遮蔽小屋(操作室)増設は先週で終わり、昨日から建屋内の特別除染に携わっている。3台のロボットと、総勢30数名の作業員による11日間のプロジェクト。午前2時にJ−ヴィレッジを出発。ロボットの搬入後、待機して除染の終わりを待ち、搬出と片付け。楽な仕事。
[2015-4-9 21:09 twitter.com/yitoda/status/...
富岡町夜の森。地元では有名な桜の名所。2キロ以上に及ぶ桜並木を、5度目の春なのに、歩き続けることはできない。周囲は帰還困難区域と居住制限区域。除染中ののぼりが道路脇に立ち、無人の家が建ち並ぶ。温かなピンクのトンネル、冷たい風、放射能。
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[2015-4-9 21:52 twitter.com/yitoda/status/...
イチエフの桜が見頃を迎えている。構内には桜の木が多く、構内バスの窓から刹那の花見を楽んでいる。汚染水タンクや駐車場などの無機質な風景の中に咲く花には、どこか複雑な美しさがある。いわき市内のそこかしこに咲く桜にも、運転中の心が和む。この歳になって初めて、日本の桜を愛でる思いを知る。
[2015-4-15 15:47 twitter.com/yitoda/status/...
青タイベック。1F構内移動用の防護服の通称。作業用の白色ではなく、薄い青色、薄い生地。構内バスではなく、徒歩や作業車で休憩所へ移動する際に着る。さらに不織布の帽子、防塵(N95)マスク、布手袋とゴム手袋、靴下、靴カバーを装着。到着後、全てをゴミ箱に入れて、汚染検査。面倒な決まり。
[2015-4-15 18:17 twitter.com/yitoda/status/...
ヘルメットと作業靴。作業後に惜しげもなく捨てる防護装備だが、メットと靴は共用品。どんな汚染現場へ行ったか分からないものを、再使用する。帽子とフードの上に被るメットはともかく、靴はヤバい。靴下を脱ぎ忘れた作業員が、たまに汚染を検知される。靴の中、靴下の上に靴カバーを履いて自己防衛。
[2015-4-15 18:20 twitter.com/yitoda/status/...
3号機原子炉建屋内の特別除染は、来週まで続く。床に敷かれた遮蔽用鉄板を、クレーンとマグネットで持ち上げて撤去し、除染装置(ラクーン)が2台のロボットの補助を受けながら除染している、とか。クレーンの操作は人間。どれ程被曝するのか、どれ程恐ろしいのか、不明。現場を見てみたいものだ。
[2015-4-17 16:29 twitter.com/yitoda/status/...
1号機に投入したロボットの不成功のニュースが喧しいようだ。どうせまた、口だけ野郎どもが、あーだこーだと、メディアを騒がし、巷の酒の肴にしているのだろう。自分は一切手を出さず、その気も全くなく、知ったかぶりを全開にして、失敗をあざ笑い、したり顔で批判する。あなたはそーじゃないよね。
[2015-4-17 16:43 twitter.com/yitoda/status/...
特別除染に関して、二点訂正。まず、クレーンではなく、フォークリフトでした。10トンとか。どちらも重機ということで、ご勘弁。恥ずかしいのは、タービン建屋ではなく、原子炉建屋の間違い。一続きの建物とはいえ、原発作業員なら違いを知っているべきこと。今までも混同して使っていて、ご容赦。
[2015-4-18 18:42 twitter.com/yitoda/status/...
養生(ようじょう)。土建用語なのだろうが、変な言葉。除染でできる黒いトンパックの上を覆うシート。構内バスや作業車の座席を覆うシートやテープ。資材、工具、ゴミ袋などを隠すように覆うシート。すべて、養生。雨よけ、風よけ、汚染防止、汚染物拡散防止。全て、養生。何を養って、生かすのやら。
[2015-4-18 21:30 twitter.com/yitoda/status/...
13日間の夜勤が今日で終了。3号機原子炉建屋内に敷かれた鉄板22枚の洗浄、撤去、再配置、および床の除染が終わった。1台ないし2台のロボットの搬入と搬出をサポートする役割だったが、無事故でのプロジェクト完了は少なからず達成感がある。あと3日の日勤で12連休突入。また無給休暇が来る。
[2015-4-21 19:53 twitter.com/yitoda/status/...
3号機の建屋内外での作業に復帰して約1ヵ月。興奮も緊張もどこへやら。慢性寝不足の脳の鈍い回転も手伝ってか、周到な気配りや段取りをしていない自分に気づいた。毎日2度の装備の準備が面倒くさく、挑戦/冒険が明らかに「仕事」に変わってしまった。引き時であろう。5月末で上がることに決めた。
[2015-4-21 20:37 twitter.com/yitoda/status/...
昨日汚染検査のマシンに、初めて汚染を検知された。左足。作業靴の下に、軍足3枚とビニールの靴カバーを履くことは書いた。検査の前に、靴カバーと軍足1枚を脱いでのこと。作業員が装備を脱ぎ捨てるエリアの床から汚染を拾ったらしい。軍足を履き替えてOKだったが、悪いことをしたようなヤな感じ。
[2015-4-23 17:01 twitter.com/yitoda/status/...
福島に滞在して丁度半年。思えば遠くに来たもんだ、長く居たもんだ。秋にはイチエフの新参者だったが、寒い冬を越え、防護服の中が軽く汗ばむ春の今、ちょっとしたベテランの顔をして作業している。残りの実働4週間。放射線など何のその、事故なくミスなくトラブルなく、復興支援の初志を貫徹したい。
[2015-4-23 17:55 twitter.com/yitoda/status/...
連休前の仕事は今日で終わるはずが、27、28日が出勤になり、8連休に変わった。相変わらずの直前の予定変更だが、長過ぎる12連休よりはマシ。仕事も清掃や整頓などの軽い作業。今日はパックボットの部品を外し、念入りに拭いて汚染を落として収納箱にしまっただけ。申し訳ない気になる楽な稼ぎ。
[2015-4-24 15:29 twitter.com/yitoda/status/...
4S。これも土建関連用語。整理、整頓、清掃、清潔、だそうな。4Sの徹底、のように使う。ヒネた私は、子供でもあるまいしとか、できないから言われるんだろ、と思ってしまう。5Sもあって、しつけ、が加わるとか。笑える。土建屋さんには、とくに1Fの作業員には、これが必要な大人が多いようで。
[2015-4-24 15:42 twitter.com/yitoda/status/...
昨日で4月の勤務が終了。21日出勤し、被曝線量は3mSvあまり。意外に少なかったが、軽い作業のおかげ。5月にはたっぷり喰うことになっているとか。3号機原子炉建屋内のロボットによる除染のサポート。私の持ち時間は3週間ちょっとでもあり、線量喰いは望むところ。その前に、連休は旅で保養。
[2015-4-29 18:21 twitter.com/yitoda/status/...
思えば、旅ばかり。今回は、群馬・長野へ遠征。ハイライトは、上高地と立山黒部アルペンルート。温泉も、別所、上高地、白骨、草津、伊香保と、全部日帰りだが、湯浴みを楽しんだ。1F作業員日記のツイートのはずが、旅日記か温泉入浴日記になりそうではあり、詳しく語りたい気持ちを抑えて自主規制。
[2015-5-2 22:40 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 入域登録の待機が長く、年末年始とGWの連休が長く、死亡事故の安全対策で作業停止になり、プライバシーのないボロ宿舎には居られず、最近預けられたハイブリッド車が旅を誘う、等々条件が重なった。山、湖、城(跡)、神社、寺院、桜、そして温泉。日本は、文句多々あれど、いいところ。
[2015-5-2 22:41 twitter.com/yitoda/status/...
福島第一原発。長い休みが明け、残り少ない時間になった今、改めて、この危険だらけの、矛盾だらけの、壊れた施設を、稼ぎの場所を、しみじみ想う。目に映る異常な景色はすっかり見慣れてしまい、高線量も数字だけのことになり、作業の成否よりも働いた日数が気になるようになった。再度、初心不可忘。
[2015-5-6 21:47 twitter.com/yitoda/status/...
3号機建屋 PCV下部調査等業務。12月と1月に従事し、3月に復帰した業務の正式名称。PCVは、原子炉格納容器。調査等は、除染(洗浄/掃除)、線量測定、瓦礫撤去/移動を主に、その周辺の作業を含む。タービン建屋の「松の廊下」と呼ばれる通路が前線拠点。原子炉建屋にはロボット達が入る。
[2015-5-8 19:32 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 免震重要棟に司令室があり、機器の制御、動作の監視、作業の指示などが行われる。元請はT社、一次請けはA社。二次請けは2社だけ。A社の預かりは30数名(プラス、2号機担当の10数名)。私の所属会社も二次で、5人が働く。5/6号機サービス建屋が、朝礼、出動、休憩、待機の拠点。
[2015-5-8 19:41 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] その日勤の部が今日で終了した。明日(今晩)から夜勤。小瓦礫(こがれき)と呼ばれる、文字通り小さ目の瓦礫を除去/移動する、中期の副業務。主役は、ウォーリアーの新機種コブラ。介添えに、パックボット。原子炉建屋の大物搬入口の前が作業現場。むろん高線量。午前2時〜11時の労働。
[2015-5-8 19:56 twitter.com/yitoda/status/...
イチエフの事故と避難住民と廃炉作業に関して、東京の人たちは何をどう考えているのだろう。遥か遠くの福島から送られて来る電気を、湯水のように、何の疑問も罪悪感もなく使い続け、避難も廃炉も知らん顔。「東京原発」という邦画が昔あったが、マジで東京に原発を作ればいいのに。“安全”なんだし。
[2015-5-9 21:41 twitter.com/yitoda/status/...
通称小瓦礫の再開の初日(昨日)。予測よりも仕事の分量があり、4月のユルい勤務でナマってしまったのか、ミスが目立った。コブラもパックボットも、キャタピラに高汚染の泥をべったり付けて帰って来るし、恐怖の大物搬入口が開いたまま作業したり、線量は相当喰う。週2〜3mSvのペースのようだ。
[2015-5-10 21:49 twitter.com/yitoda/status/...
ダストサンプリング。埃や塵を採取して、その線量などを調べる作業。元請の仕事のため、内容は詳しく分からないが、今日はそのために休み。作業員(が舞い上げる埃)が邪魔らしい。明後日土曜も休みとか。いやはや、中々稼がせて貰えない。せっかくだから、最後の福島観光を週末に楽しむことを計画中。
[2015-5-14 20:38 twitter.com/yitoda/status/...
日曜に宿舎を移った。夜勤のため、同宿の同僚と生活時間が合わなくなり、睡眠確保のため、やむなく引っ越し。最寄りのコンビニまで往復13キロの辺鄙なところ。田んぼのカエルの合唱が夜のBGM。個室、新築、エアコン付き。ただし炊事と風呂とトイレは、一旦外へ出てから。何かを得て、何かを失う。
[2015-5-14 20:40 twitter.com/yitoda/status/...
熱中症。5月というのに、もううるさい。実際に罹った奴らがいて、いい迷惑。体調管理ができないバカやエアコン育ちのボンボンと一緒にして欲しくない。運動をやる人間なら脱水症状などは自覚できる。作業員の健康ケアではなく、面倒を避けたいだけ。7、8月には死人が出る勢い。夏は暑い。当たり前。
[2015-5-17 00:39 twitter.com/yitoda/status/...
今日は、仕事を終えてから熱中症教育。水を飲め、塩分を摂れ、二日酔いで働くな、寝不足で働くな、成人病持ちは気を付けろ、等々、聞き飽きている内容の繰り返し。死ぬぞ、との脅しまで。茶番。でなければ、課せられたノルマを果たしているだけ。ヤワな国民にお似合いの国民病。1Fだけなぜうるさい。
[2015-5-18 21:27 twitter.com/yitoda/status/...
数日前、ネット動画で「廃炉への道」を観た。1号機の原子炉の周辺に送り込んだロボットの活動を中心に、突っ込んだ取材を元にしたレポートだった。ちょっとだけジェラシー。3号機でもロボットを使って作業してるのに、と。瓦礫処理や除染などでは、華がないのかなあ。原子炉の状態確認はまだまだ先。
[2015-5-20 13:46 twitter.com/yitoda/status/...
私のイチエフ勤務の終了に向けてカウントダウンが進む。おそらく、直接的な復興支援も長期的な福島滞在も、これで最後であろう。1、2号機の建屋に入れなかったのは残念だが、そう簡単なことではない。いつかはいなくなる出稼ぎの一人として、ずっと働き続ける地元の作業員には、心から敬意を表する。
[2015-5-20 02:18 twitter.com/yitoda/status/...
小瓦礫の2週間(10日間)が終了。初日のミス以外、順調に機材の搬入と搬出を繰り返している。被曝線量の合計は2.71mSv。予測よりも少なかった。建屋内でロボットに問題が起きた時のために、線量を抑えているとか。不謹慎だが、冥土の土産に一度くらい特攻をやってみたいものだ。残り1週間。
[2015-5-23 10:03 twitter.com/yitoda/status/...
昨日から作業現場往復の運転手の役割が加わった。1月以来。安全に対して桁違いにうるさくなっていて、ちょっと緊張。いつも通っているのに、運転席からの景色は違って見える。建屋の周辺は、放射線遮蔽のために敷かれた鉄板だらけのガタガタ道。1F構内の慎重ドライブ。馴れとダレに丁度いい刺激か。
[2015-5-23 11:06 twitter.com/yitoda/status/...
積算線量。足し算を間違えていなければ、昨年からの被曝線量の合計は約19mSv。滞在7ヵ月超、勤務5ヵ月超。元請の目安線量の20mSvを少し超えて終わることになる。年度を跨がなければ、既にお払い箱になっていたところだが、それが当初の目標。線量とお金。1Fで得たものは、もっと大きい。
[2015-5-25 22:31 twitter.com/yitoda/status/...
小瓦礫の一日。午前2時に10人が2台のワゴン車でJヴィレッジ(JV)を出発。1F到着後、まずミーティング。作業手順やリスク&危険予知の確認。入構後、青タイベック他を着け、作業車で5/6号機サービス建屋(休憩所)に移動。20分以上かけて防護装備を用意・装着し、4時前に一度目の出動。
[2015-5-27 18:29 twitter.com/yitoda/status/...
[続き] 建屋に突入する機材を介添し、正常作動の確認後、休憩所に退却。次の作業の準備をして、朝寝または談笑タイム。7時前後に二度目の出動。帰還した機材の後処理をして、作業終了。青タイベック他を着け、作業車で入退域管理棟へ。退構後に軽いミーティング。10時前に連絡バスでJVに戻る。
[2015-5-27 18:30 twitter.com/yitoda/status/...
小瓦礫作業員一人(私)が一日に捨てる防護装備。青タイベック2着。防塵(N95)マスク2個。白タイベック2着。アノラック(防水スーツ)上下2組。丸帽子(不織布)4枚。布手袋4双。ゴム手袋13、4双。インナーの下(不織布)1枚。軍足6足。ビニールの靴カバー8組。レジ袋8袋。すげーべ。
[2015-5-28 11:40 twitter.com/yitoda/status/...
昨日、私のイチエフが終わった。なぜか淋しさのようなものを感じてしまい、去り難い気持ちを持て余しながら、二度と見ることのない景色を目に焼き付けた。事故なし、怪我なし、病気なし。3月からは無遅刻無欠勤。達成感と満足感もある。明日のJ−ヴィレッジでの退域手続きで、私の復興支援は終わる。
[2015-5-31 11:15 twitter.com/yitoda/status/...
最初の現場だった雑固体廃棄物焼却施設は、未だに足場が取れない。2月に従事した1〜4号機の西側法面のフェーシングは、モルタルの吹付けが完了していない。3号機の原子炉建屋は相変わらず、作業員の進入を阻んでいる。遠すぎる廃炉解体への道。その途中の7ヵ月。私はどんな支援ができたのだろう。
[2015-5-31 11:16 twitter.com/yitoda/status/...
2年前の今日、初めてのいわき駅に降り立った。今よりも何も知らず、今よりも優しい気持ちを抱えながら、観念だけの復興支援に燃えていた。昨日、退域の手続きを済ませ、今日、いわきを去る。通算で丁度1年の福島滞在。大熊町除染、1F3号機建屋、津波の被災地。多くの想い出と共にアメリカに帰る。
[2015-6-2 13:59 twitter.com/yitoda/status/...
被災者のみなさん、お元気で。
作業員の方たち、ご安全に。
早期の復興を、心より祈ります。
[2015-6-2 14:00 twitter.com/yitoda/status/...
これにて、私のイチエフ作業員日記を終了します。後日談や思い出話を書くかもしれませんが、2年前から続けた連続ツイートは一段落させていただきます。
お付き合いくださった方々には、深く感謝いたします。

蛇足ながら、ウェブ版の日記です:
itoda.com/yitoda/tweets/...
[2015-6-2 14:19 twitter.com/yitoda/status/...

 原発作業員日記 (2014)復興支援日記 (2013)

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